8月13日からバンガロールデリバリーが始まりました。ムンバイへのデリバリーを始めてから1年半遅れてのバンガロールデリバリーです。当初は5月頃からデリバリーを開始する予定でしたが、Irohaの商品を販売したいと言って頂いた人たちが何人かいる中でこの人にお願いしたいと思い、最善のタイミングでのデリバリーを焦らずに待っていました。するとその人から、8月からデリバリーを始める目処が立ちましたと連絡が入ったのです。ようやくデリバリーができることにほっとしていると、注文を頂いた翌日にわざわざその人がグルガオンのIrohaに来て、どの様にパンが出荷されるのかキッチンでの梱包から空港まで体験視察をしました。その後彼は最終便でバンガロールへ戻り、翌朝8時過ぎに「パンを引き取りました」と写真付きで連絡が来ました。

 Irohaのパンは大森シェフやキッチンスタッフが丹精込めて作った作品です。そのことを彼が自分の目で確認して、早く美味しい状態で届けようと取り組んでいることが 、これからのIrohaの発展に繋がると感じられ嬉しくなりました。
 Irohaのパンをただの商品として扱うのではなく、最高の心配りでお客様に届けてもらえるのはキッチンとしては至上の喜びです。彼の気持ちがバンガロールのお客様に伝わったのか、2回目にはキッチンのキャパシティを超える注文を頂き、今では週2回デリバリーさせて頂いています。

 2ヶ月ほど前、バンガロールでのビジネスのコンテクスト(器)を以下のように創りました。
 「Irohaのパンが、バンガロールでアメージングな世界を創っている」
これを創った時には何がアメージングな世界かは分かりませんでしたが、想定を超えるアメージングな注文が来たことは間違いありません。

 言葉は世界を創ります。
自分が何を言葉するのかはとても大切です。
ネガティブな言葉を発すれば、ネガティブな結果が引き起こる。
だからと言ってポジティブな言葉を発すればいいかというと、それもちょっと違います。
状況や環境次第ではなく、自分が誰としてこの世界を生きるのか。
その言葉にはエネルギーが乗りパワフルです。
自分自身の人生のハンドルを握る時に発する言葉を「宣言」だとすると、Irohaのパンがバンガロールでアメージングな世界を創ったのは当然の結果だと思います。
これがコンテクスト(器)を創る醍醐味かもしれません。
これからも、バンガロールでアメージングな世界を創るきっ先になるIrohaでありたいと願っています。

Indigo