毎日コロナウィルス感染について様々な報道がなされ、先行きの経済を憂い株価が乱高下し、世間はざわざわしているように感じます。
こんな時こそ、一緒にざわつくのではなく、読みたいと思って読んでなかった本を読みながら、家の中でゆっくりと過ごしています。

 先日22日はインド全国で外出禁止令が出されました。Irohaも臨時休業させて頂きました。すべての活動が止まることが予想され、前日にはこれまで経験のない程のたくさんのお客様が訪れました。お店にあるものはほとんど無くなったようです。レストランやモール等が閉鎖された中、これからどうなるのか先が見えないというお客様の不安な気持ちがひしひしと感じられます。

現地にいる大森シェフと話したのは、23日にはデリーとグルガオンが封鎖され、 スタッフは半減し、取り扱っている商品にも限りがある中、Irohaはいつも通り動じることなく淡々とやれることを最大限やっていこうと会話をしました。
 インドでは日々様々な通達が更新されていますが、状況や環境に右往左往するのではなく、私たちはどうであるのか、にブレずにいることが肝要だと思っています。
お客様が安心して商品を購入でき、スタッフたちが安全に仕事に集中できる体制を整えることは経営者の使命です。
私が現場にいないので、歯痒い気持ちが出てきますが、代わりに大森シェフが陣頭指揮をとってくれているのが頼もしく、嬉しい限りです。
こういう時こそ、不安や恐れからではなく、自分の在り方から行動する絶好の機会です。自分に信を持って行動していくと、必ず道は拓けるとインドでの体験から学んでいます。

 今私たちは目に見えないウィルスに恐れを持って対処しようとしていますが、この体験を対立ではなく共生・調和へと変えることができたら、どんな世界になるのか私たちは知らないかもしれません。
先日ある人から手作りのマスクを頂きました。その時に、こういう時期だからこそ、みんなで助け合いの世界へ向かっていこうと話をして、力づけられました。 

 ここ数日の穏やかな天気の中、桜の花が咲き始めました。世の中がどうであっても、桜の花は美しく咲き、美しく散ります。私たちも状況や環境に無駄に動じることなく、「在るがまま」でいいんだよと桜の花が言っているように感じました。 


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