秋から冬に季節が移りつつある昨今、急に寒くなりました。
新型コロナウィルス感染拡大に伴い、自粛要請が出ていますが皆さま気をつけてお過ごしください。

 先日妻が始める辻堂ハウスの改装の手伝いに行きました。
妻は元々保育関係の仕事をしていて、親子が集える場を創りたいと場所を探していました。
偶然が重なり辻堂に物件を見つけ、大人も子どもも集えるコミュニティスペースつくろうとしています。
それぞれのスキルを活かしたワークショップの開催や、自ら作ったものを販売するなど、自由に集える地域コミュニティーの場と理解しています。

 10月から昔ながらの長屋のような物件を借り、室内改装から始めています。
一つ一つ材料や器具を吟味して準備し、仲間と一緒に壁や天井を塗ったり、床を張り替えたり。
 大人ばかりでなく、子どもたちもできることを手伝っています。
妻の知人友人の他にも、隣のレンラルカフェを借りていたタイ人の息子さんが壁塗りをしてくれたりと、興味のある人は誰でも集まって楽しく改装しています。
そういう中で、今回は千葉からハンディキャップのある20代の女性がやってきました。
千葉から辻堂まで来られるのかなと心配していましたが、実際に会ってみるとテンション高くずっとしゃべっているような明るい女性でした。
スノコに防腐・防カビの保護塗料を塗ったり、片付けを手伝ってくれたり、とても楽しそうにしている姿を見て、健常者もハンディキャップがある人といった違いはなく、ただ一緒に楽しく過ごす仲間がいることに歓びを感じました。

 今、世界は分断され格差も広がっています。そしてその根っこには、自分が正しいとお互いが主張し合っているあり方があるのだと思います。
「正しい、間違っている」のその先に、お互いを尊重し合いハートを開いて分かち合える「今」があれば、肌の色や宗教に囚われることなく相手を受け入れられるのではないでしょうか。
ハンディキャップのあるその女性はまた来たいと言って、嬉しそうに帰って行きました。
全ての人たちがお互いを許し、思いやり、尊重することができたら、大抵の問題は解決するのだと彼女の在り方から感じました。

ウェルカムボード
       お手伝いに来た小学生が描いてくれました


 インドも格差社会で貧富の差が大きい国の一つです。しかし、どんなに貧しくても子供たちの瞳はキラキラ輝いています。辻堂ハウスは色々な人たち、多様な人たちが集まれる場になっていくと確信しています。

1月にはプレオープンできそうだと妻は言っています。
私の目には、すでに場は誕生しているのが見えています。 


スクリーンショット 2020-12-16 13.27.04